Webディレクターになるには

本当に活躍しているWebディレクターだけが知っているメソッドを紹介

当サイト管理人&インタビュアー Webディレクター 福田 祐太郎
当サイト管理人&インタビュアー
Webディレクター 福田 祐太郎

プロジェクトマネジメントの重要性とは?手順から参考書籍まで

Webディレクターがステップアップを考えるとき、身に付けておきたいのがプロジェクトマネジメントのスキルです。
WebディレクターとPM(プロジェクトマネージャー)は混同されがちな職種ですが、PMが行うプロジェクトマネジメントとはそもそもどんな業務なのでしょうか。

ここではプロジェクトマネジメントの重要性にやり方、参考書籍まで、詳しく解説していきます。

プロジェクトマネジメントとは

マネジメントを日本語に訳すと「管理」「経営」という意味になります。よって、プロジェクトマネジメントの意味はそのまま“プロジェクト管理”です。

プロジェクトを完遂まで導く過程では、さまざまな要因が複雑に絡みます。プロジェクトの企画から課題の洗い出し、人材確保にスケジュール管理、さらには成果物の確認まで、これらすべてを納期までに片付けなければなりません。

滞りなく、かつ無事にプロジェクトを完遂させるためには、プロジェクトマネジメントがなにより重要といっても過言ではないでしょう。

プロジェクトマネジメントの重要性

それでは続いて、プロジェクトマネジメントを行う重要性を具体的にまとめていきます。

やるべきことの抜け漏れを防ぐ

プロジェクトの規模は大きければ大きいほど、やるべきことが増えていくものです。もちろん、規模の小さなプロジェクトであっても工程に不備があってはいけません。

プロジェクトマネジメントを行う上で欠かせないのは、プロジェクトを無事完遂させるために“なにをやらなければならないか”を洗い出す工程です。やるべきことを整理するのは抜け漏れなく作業を行うためにとても重要です。

まずやるべきことを洗い出し、順番にコツコツと片付けていくことが、プロジェクトを完遂まで導く地道かつ確実な手段となるでしょう。

効率的な業務進行を叶える

やるべきことを洗い出す工程は、効率的に業務を進めるためにもとても大切です。「いま、なにをすべきか」をプロジェクトメンバー全員が把握できていれば、それぞれの役割に応じて的確に業務を遂行することができます。

プロジェクトの進行中にもっとも避けたいのは、「いま自分がなにをすべきか分からない」というメンバーが出てしまうことではないでしょうか。各メンバーにタスクを振り分け、無駄なく業務を進めるためにも、プロジェクトマネジメントは重要です。

プロジェクトのゴールを明確化する

プロジェクトマネジメントを行う上では、まずプロジェクトの全貌を明らかにする必要があります。課題はなにか、それを解決するためになにが必要か、そして目指すゴールはどこか。
最初にゴールが明確化すれば、あとはそのゴールに向かってメンバー全員が着実に各々の業務を進めていくだけです。

プロジェクトマネジメントには、このように“ゴールを明確化する”役割もあります。メンバーの足並みを揃えることは、チームワークの向上にもつながることでしょう。

プロジェクトマネジメントのやり方

一見ハードルが高そうなプロジェクトマネジメントですが、正しい手順を踏めばそこまで難易度の高いものでもありません。以下に具体的なやり方を示します。

1.課題の洗い出し

プロジェクトのスタート地点には必ず課題があります。Webサイト制作なら「Web集客の手段が乏しい」「現存のWebサイトへのアクセス数が芳しくない」など、クライアントはなにかしらの悩みを抱えているはずです。

プロジェクトマネジメントでは、まずこの課題を洗い出します。解決すべき課題が分かれば、それをいかに解決していくかを考え始めることができるでしょう。

2.プロセス決定

次は課題解決のプロセスを検討し、決定します。どんな情報が必要か、その情報はどう集めるか、集まった情報を使ってなにをするかをまとめる工程です。

同業種のWebサイトから流行りのデザインを調べたり、他社のWebサイトにあってクライアントのWebサイトにない情報はなにかを洗い出したりしながら、課題をどう解決するかを導き出します。

必要なのはWebサイトのデザインリニューアルだけなのか、コンテンツも拡充しなければならないのか、SNSアカウントとの連動もすべきか…といった具合に、課題解決のためになにをすべきかをまとめましょう。

3.スケジュール管理

なにをすべきか分かれば、次は納期までにどんな手順を踏んですべてのタスクを完了させるかを考えなければなりません。

各タスクにかかる時間はどれくらいか、間に合わなければなにを削るかなど、具体的にスケジュールを組み立てます。
スケジュールを可視化する方法としては、ガントチャートを活用するのがおすすめです。各タスクとそれぞれに与えられた期間、納期がひと目で分かるので、プロジェクトマネジメントを行う上では必須の手法といえるでしょう。

ディレクター業務に欠かせないガントチャート

4.進捗管理

プロジェクトの進行中、PMは常時メンバーそれぞれがこなしている業務の進捗管理を行う必要があります。
プロジェクトはたくさんのタスクをこなした先に完成するものです。どこかのタスクが滞れば、全体の進捗状況に遅れが出ることも把握しておかなければなりません。

まずは各タスクに遅れが出ないように気を配りつつ、予期せぬ事態などで遅れてしまった場合にはどう巻き返すかを考えながら、大前提として納期を守るよう立ち回るのがプロジェクトマネジメントの肝となる部分です。

5.成果物チェック

前述したとおり、プロジェクトはたくさんのタスクをこなした先に完成するものであり、たくさんの成果物の集合体です。

たとえばWebサイトなら、Webデザイナーによるデザインに、フロントエンジニアによるコーディング、Webライターが執筆した記事コンテンツなどすべての成果物がひとつにまとまって完成します。

プロジェクトマネジメントでは、これらの成果物のチェックも行わなければなりません。もしどこかに不十分な成果物が混ざっていれば、完成した作品(ここでいうWebサイト)もおそらく完璧なものではなくなってしまいます。
抜け漏れなく成果物のチェックを行うためにも、常にプロジェクト全体に目を光らせておくことを忘れてはいけません。

プロジェクトマネジメントの参考書籍

最後に、プロジェクトマネジメントのスキルを磨くときに目を通しておきたい書籍を2冊紹介します。

『クリティカルチェーン なぜ、プロジェクトは予定どおりに進まないのか?』

本書では、タイトルにもなっている「なぜ、プロジェクトは予定どおりに進まないのか?」という疑問を、小説形式で解決へと導いていきます。
いわゆるハウツー本とは違ったスタイルでプロジェクトマネジメントを解説しているため、書籍で知識を学ぶことに苦手意識がある方でも読みやすいかもしれません。

ときに謎解きも含めながら疑問を解消していくので、考えながら読み進めていくうちにプロジェクトマネジメントのなんたるかが分かってくることでしょう。

『担当になったら知っておきたい「プロジェクトマネジメント」実践講座』

プロジェクトマネジメント初心者におすすめの本書では、プロジェクトマネジメントを行う上で欠かせない「目標設定」「計画」「実行」の3つの視点について詳しく解説しています。
図解も多く、初めてプロジェクトマネジメントに取り組む人でも読みやすい1冊だといえるでしょう。

本書の著者が在籍する会社では、約2,000名ものPMを育てた実績があるとのこと。PMによるプロジェクトマネジメントのリアルがまとめられています。

プロジェクトマネジメントスキルを磨いてステップアップ!

プロジェクトを円滑に進めるためには、プロジェクトマネジメントのスキルが必須です。課題の洗い出しに解決策の検討、スケジュール管理に成果物のチェックまで、これらのどこが欠けてもプロジェクト成功のハードルは高くなります。

プロジェクトマネジメントは、WebディレクターからPMへのステップアップを検討する際にも役立つスキルです。

ここで解説したプロジェクトマネジメントの重要性と具体的なやり方、おすすめ書籍などを参考にしながら、プロジェクトを成功に導ける力を身に着けてくださいね。

Webディレクターになるには
【Dir-LABOディレらぼ】