コピーライトの書き方は?無断転載禁止を伝えるときの記載方法も

日々さまざまなWebサイトや映像作品などを見る中で、一度はこんな表記を見たことがあるのではないでしょうか。

「(C) 2000-2021 XXX inc. All Rights Reserved.」

このようにカッコや丸で囲まれた「c」から始まる表記について、あなたはその意味を説明できますか?
ここではコピーライト表記の意味や望ましい表記方法、無断転載を禁止したいときに付け加えるべき文言までまとめて解説します。

コピーライトは、その創作物の著作権を表すものです。絵や写真、音楽、そしてWebサイトも誰かによって作られた創作物なので、著作権を主張できます。

インターネットの普及に伴い、Webサイトやブログ、SNSなどで個人や企業が公開する絵や写真、音楽、文章などさまざまなコンテンツを目にする機会が増えました。そしてそれらのすべての創作物には著作者がおり、同時に著作権も発生しています。

著作権のある創作物などを許可なく転載などすると、著作権侵害の罪に問われます。著作権侵害で著作者より訴えられれば、懲役になったり、罰金を科せられたりするので、決して甘く見てはいけません。

なお、巷にはフリー素材として公開されている写真やイラストなども多く存在しています。

その場合も、使用にあたっては著作者への許諾が必要だったり、素材が掲載されているWebサイトのURLを明記するのが条件だったりと規約が定められていることもあるので、使用する前にルールをしっかり把握しましょう。

フリー素材という名前だけに惹かれて自由に使っていると、ときに著作権侵害で訴えられてしまう可能性がありますよ。

コピーライト表記の意味

実はコピーライトは表記せずとも、世に公開した時点で著作権者に著作権が発生しています。その上であえてコピーライトを表記する意味をまとめていきましょう。

著作権をアピールできる

コピーライトを明記しておくと、「この創作物には著作権がある」ということを簡単にアピールできます。

いまやコピーライトは、一般の人が見ても「これは著作権を示す表記だな」と分かるほど浸透しているもの。
たった1行の記述で著作権を示せるのなら、書いておいてもいいだろうという意図で表記している企業や個人も多いことでしょう。

無断転載を防ぐ意図

近頃はネット上で企業や個人が手がけた絵や写真、音楽などの創作物を簡単に公開できる反面、無断で転載されやすくなっていることも大きな問題になっています。

コピーライトが書かれていると、「この企業(個人)は著作権に厳しいんだ」という印象を与えることが可能に。著作権は法律で定められた権利なので、侵害すれば罪に問われることも知っている人が多いはずです。

よって、コピーライトを表記はときに無断転載の抑制を促すことにつながります。特に無断転載を禁止したい場合に付け加えるべき表記は後述しますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

著作物を見た人に安心感を与える

コピーライトが表記されていると、著作権に厳しい印象を与えることができると前述しました。「著作権に厳しい=しっかりしている」とも取れるので、企業のWebサイトなどにコピーライト表記があると、それを見たユーザーに安心感を与えることができます。

特に企業であれば、常にユーザーからの信頼獲得に努めておきたいもの。その一環としてコピーライトを表記するのは効果的といえるのではないでしょうか。

どんな表記が望ましいの?

冒頭でも示しましたが、たとえばどこかのWebサイトにこんなコピーライトがあったとします。

「(C) 2000-2021 XXX inc. All Rights Reserved.」

「XXX inc.」には、会社名や個人名が入ると思ってください。上記のコピーライトのうち、それぞれが示す内容は以下のとおりです。

    • (C)(丸印の中にCでもOK) :著作物であることを示すもの
    • 2000 :著作物を発行した年
    • -2021 :著作物を更新した年(現在も更新中なら記載なしでも可)
    • XXX inc. :著作権者の名前(企業名など)

    最後の「All Rights Reserved.」は「著作権が保護されています」を意味する英文ですが、記載しなくても問題ありません。

    よって、もっともシンプルに表記するならコピーライトは以下のように表記できます。

    「(C) 2000 XXX inc.」

    かなりシンプルですね。とにかく、必須となる要素は「(C)(もしくは丸印の中にC)」「著作権の発行年」「著作権者の名前」となることを覚えておきましょう。

    無断転載禁止を加えたい場合は?

    コピーライトを表記した上で、さらに無断転載禁止を強く伝えたい場合は、コピーライトの下に以下のような記述にすることでその旨を明記できます。

    「当サイト内のすべてのコンテンツの無断転載・無断使用はご遠慮ください。」
    「当サイトの内容、テキスト、画像などは転載禁止です。」

    無断転載をする人の中には悪意を持って意図的に行う人もいますが、中には著作権について詳しくなく、気づかないうちに無断での転載や使用をしてしまったという方もいるかもしれません。

    コピーライトの表記もさらっと見過ごし、その意味を考えない人は多いことでしょう。そういった方に向け、日本語で転載禁止の旨を明確に記すことは、トラブル防止に大きく貢献するはずですよ。

    著作権を守るならコピーライトは必須

    コピーライトの表記は一般にも浸透している反面、その意味を正しく説明できる人はそこまで多くないのかもしれません。
    また、コピーライトは表記しなくても著作権が発生していることを、この記事で初めて知ったという方もいるのではないでしょうか。

    とはいえ、世に溢れるさまざまな制作物には、必ず制作者がおり、制作者が著作権を主張するのは至極真っ当なことです。

    インターネットの普及により、企業や個人の制作物が他人の目に触れる機会も増えたこの時代。悪意の有無に限らず、無断転載の可能性は常にあることを念頭に置き、改めてコピーライトの表記について考えてみてはいかがでしょうか。

    コピーライトは、著作者としての権利を明確に示すための大切な表記です。これにより避けられるトラブルもあることを、ぜひこの記事で再確認してみてくださいね。