Webエンジニアの将来性は?AIに奪われて仕事がなくなるという噂の真相

Webエンジニアの仕事は、Webサイトを動かすためのシステムの設計や開発、運用などを行うことです。
複雑なプログラミング言語を扱い、データベースやセキュリティに関する知識にも長けたWebエンジニアに対し、専門性が高く難しい業務を担っているという印象を抱く方も少なくないのではないでしょうか。

そんなWebエンジニアの仕事ですが、将来的になくなる職種ではないかと噂されているのだとか。

ここではその真相と噂の理由を探りながら、これからも長く活躍できるWebエンジニアになるためにすべきことをまとめていきます。

Webエンジニアの仕事がなくなる可能性は?

結論からいうと、現代におけるWebエンジニアの需要はまだまだ高い状態です。しかし、Webエンジニアと一口にいっても携わる分野は多岐にわたり、一部の仕事はAIに奪われる可能性が高いといえるのも正直なところです。

それではいったい、どんなWebエンジニアの需要が高いのでしょうか?
将来的に活躍しにくくなる可能性があるWebエンジニアの特徴も、合わせて解説していきます。

いまが旬の分野で活躍できるエンジニアはむしろ枯渇状態

現代では、幅広い年代の人々が当たり前にスマートフォンを使っています。そんなスマートフォンの普及に伴い、爆発的に増えたのがアプリの存在です。

LINEをはじめとしたコミュニケーションアプリに、ちょっとした暇つぶしに重宝するゲームアプリ、家計簿や体重管理などの日常生活に役立つアプリなど、世間にはアプリが溢れています。
実はこれらのスマートフォンアプリを開発できるエンジニアは、まだまだ少ないのが事実。

また、AIの設計や開発を行うAIエンジニアも、これから注目される職種のひとつです。

このように新たな分野や発展途上の分野で活躍できるWebエンジニアは、今後もWeb業界から長く重宝され続けることでしょう。

+αの能力がないエンジニアの未来は厳しい

反対に、世間の動向や最新情報についていけていないWebエンジニアには、明るい未来は待っていないといえるかもしれません。

コーディングやプログラミングといった業務は、今後AIを活用し、どんどん自動化していく流れになっていくことが予想されます。

将来性のあるWebエンジニアになるためには、日々勉強の心を忘れずに、常に新しい知識を取り入れていく姿勢が大事だといえそうですね。

AIにできること、できないこと

Webエンジニアの仕事を奪う存在として畏怖されているAIですが、そんなAIも万能ではありません。ここではAIの得意分野と苦手分野を紐解きながら、これからも残り続ける仕事とはなにかについて考えていきます。

AIにできること

まずはAIの得意分野と、できることをまとめていきます。

文字入力・データ処理

AIは膨大なデータを正しく処理したり、ルールに基づいて文字入力をしたりするのが得意です。また人の手で行うのに比べて正確性に優れ、導入することで人為的なミスを削減することもできます。

プログラミング業務における文字入力といえばコーディングを思い浮かべますよね。
今後Web業界にAIが積極的に導入されることになれば、コーディングなど文字入力が伴う業務はどんどん自動化されていく可能性が高いでしょう。

マニュアルに沿って行う定型作業

AIはあらかじめ学習させておいたことに沿って、定型作業を淡々とこなすことを特に得意としています。
教えた作業はスピーディにこなせるので、単純作業かつ、人の手では時間がかかる業務をAIに学習させれば、大きな効率アップを図ることができそうですね。

AIにできないこと

それではAIの苦手分野と、できないことはなんなのでしょうか?これを理解すれば、Webエンジニアが担うどんな仕事が残り続けるかが分かるはずですよ。

言葉の意図や裏を読み解くこと

Webサイトのシステム設計や開発にあたっては、クライアントの要望を叶えることが大切です。

AIは、膨大なデータや事前に学習させたことに沿って正確な判断をするのが得意な反面、曖昧な指示や言葉に隠された意図に気づくことはできません。
言われたとおりにしか作業できないため、それ以上の質は期待できないということです。

たとえば、クライアントからの曖昧な要望を読み解いて解決する、求める機能を実現するためにより適切な開発案を提示するなどといった、“意向を汲む”“察する”といった能力は、人しか持ち合わせていないもの。

このように「なにを求められているかを適切に読み解き、最良のシステム開発を行う」というスキルは、人がAIより優れている部分だといえるでしょう。

マニュアルにない判断

AIがなにかを判断するためには膨大な学習データが必要です。裏を返せば、データがなければ判断できません。
予期せぬトラブルが起こった際には、AIよりも人のほうが判断力に優れます。

トラブルが起こった際に、都度AIに学習させれば、また同様のトラブルが起こった際にはAIが自ら解決に導くこともできるでしょう。
しかし逆に言えば、“前例がない初めてのトラブル”の対応は、人でしかできないということですね。

学習データが乏しいと正確性に欠けることも

データに基づいて動くAIですが、学習させたデータの量が少ない場合、AIが判断した結果でも信憑性が薄くなることがあります。

このようにAIは万能ではなく、あくまでもデータやマニュアルに沿って動く存在です。今後さらに進化したAIが登場すれば、自ら考え、行動に移せるようなものも出てくるかもしれません。ですが、今はまだ正確に動かすためには膨大なデータが必要であることを覚えておきましょう。

生き残れるWebエンジニアになるには

それでは、未来でも長く活躍し続けられるWebエンジニアになるためには、どのようなポイントを押さえておけばよいのでしょうか。
いまWebエンジニアとして将来に不安がある方はぜひ参考にしてくださいね。

AIエンジニアとしての知識も蓄えておく

前述したとおり、いまはAIエンジニアの需要がとても高くなっています。
「AIに仕事を奪われるかもしれない」と不安になるWebエンジニアが多い中、そのAIを動かせるのもまたエンジニアなのだというのは、なんだかおもしろいですね。

AIエンジニアの仕事内容としては、機械学習のシステム設計・開発に、AIが蓄積したデータの解析、AIの精度向上のため研究など多岐にわたります。当面は需要が高い職種だと予想されますので、いまからAIエンジニアへのキャリアチェンジを目指してみるのも選択肢のひとつかもしれません。

需要が高い分野について学んでおく

前述したアプリの設計や開発、AWSにAzureといったクラウドの知識や技術を持つWebエンジニアは、まだまだ少ないのが実情です。

Webエンジニアとして長く生き残るためには、需要の高い分野に関する知識を蓄え、世間の流行りについていく必要があります。

また、今後の需要拡大が期待されるプログラミング言語について学ぶのも大切です。アプリ開発に使われるJavaや、AI分野で扱われるPython、世界的に注目されつつあるGoなどがこれに該当するでしょう。

常に世間の動向に目を向ける心がけを忘れない

いまはAIの進化が目覚ましいですが、今後このAIすらも脅かすような技術が生まれる可能性もゼロではありません。

将来性のあるWebエンジニアになるためには、そのような世間の動向に常に目を光らせておくことがとても重要です。
新しい技術や知識に触れるたび、「Webエンジニアとしてどう携われるか」を考え、日々勉強と成長を心がけることが、いつまでも活躍し続けるためにもっとも大切なことです。

未来はすぐそこに。Webエンジニアとして日々成長を!

Webエンジニアの仕事のうち、AIに奪われる仕事は必ずあります。しかし、すべてを奪われて乗っ取られる可能性は少ないため、Webエンジニアの将来性はまだまだあると考えて良いでしょう。

まだ見ぬ未来でも活躍できるWebエンジニアになるために大切なことは、AIをはじめとした新たな技術に積極的に触れ、学び、成長すること。現状に満足せず、知らない分野にも臆せず飛び込めるWebエンジニアにこそ、明るい未来が待っているはずです。

もし自分に足りないものがあると思ったら、まずはWeb業界の最新動向について調べることから始めてみてはいかがでしょうか。あなたが知らない驚きの技術に触れられるかもしれませんよ。