Webディレクターの履歴書・職務経歴書・ポートフォリオの書き方

Webディレクター職に限らず、企業の採用選考に応募する時に用意するのが応募書類。
採用担当者が最初に目にする応募書類は、あなたの第一印象を左右するといっても過言ではありません。

Webディレクター経験者はもちろんのこと、実務未経験者でも、しっかり書類を準備して自分をアピールすることができれば、採用に一歩近づくことができますよ!

Webディレクター選考の応募書類は何を用意すればいいの?

応募書類とひとことでいっても色々な種類がありますよね。
Webディレクターとして応募する際に用意する書類は主に3つ。まずはそれぞれの役割を理解しましょう。

■履歴書
氏名や年齢、住所、学歴、職歴など、人事情報を確認するための書類です。
シンプルな書類ですが、志望動機欄などもあり、アピールポイントでもあるので丁寧に書きましょう。手書きの場合は、字の上手・下手ではなく、”丁寧に書いているかどうか”も見られていますよ!

■職務経歴書
これまでに自分がどのような仕事をしてきたかをまとめる書類です。
Webディレクターとして、どのようなポジションで、どのような業務をおこなってきたか、また、その結果どんな成果を得られたかを具体的に記載します。

■ポートフォリオ
これまでに制作したWebサイトなどの作品集です。
職務経歴書と似通っているのではないかと思いがちですが、職務経歴書は職場(会社)単位、ポートフォリオは作品単位で、具体的に自分のスキルを紹介するイメージです。

書き始める前の事前準備がカギ

自己分析・企業研究

応募書類を書き始める前に、まずは自分のどんな面をアピールすればよいか考えてみましょう。その際に重要なのは以下の2つの視点です。

自己分析・・・Webディレクターとして、自分のアピールできるポイントは何か?
企業研究・・・志望している企業が求めている人材はどんな人物か?

採用選考の場面では、あなたがもっている経験や能力は、企業が求めている人物像に合致してこそ、そしてその魅力を伝えられてこそ意味をもちます。
まずは、求人記事やホームページから、志望する企業がWebディレクターという職種にどんな人物を求めているのかを深く理解しましょう。

未経験者の場合、実務経験がないので自分のアピールポイントの棚卸しに苦戦するかもしれません。
しかしWebディレクターは、知識だけではなく、コミュニケーション能力やマネジメント能力も求められます。人となりや、性格、経験(成功体験・失敗体験)など、いろいろな面から、自分を客観視してみることがポイントです。

自分はどうなりたいのか?キャリアプランを明確にする

Webディレクターとして採用されたあと、どのような自分になりたいかを考えたことはありますか?希望の会社に見事採用され、Webディレクター職に就くことは決してゴールではありません。むしろスタートだと考えるべきです。

自己分析と企業研究で、”自分ができること”と”会社が求めていること”の合致するポイントが見つかったら、次に“今後自分がやりたいこと”がその会社で達成できそうか検討します。

これらを確認した上で、新しい職場でどんなふうに組織に貢献したいか、どんなWebディレクターになりたいかを考えていきましょう。
自分はどんなWebディレクターとして会社に貢献していきたいかというビジョンを語れるようにしておくと、先を見据えた前向きな人だという印象を与えることができます。

ここまでの事前準備ができたら、応募書類を書いていきましょう。

Webディレクターの”履歴書”

履歴書は、ありのまま自分の人事情報を記載する書類です。
企業によっては、指定のフォーマットがあるので採用サイトなどをよく確認してみてください。

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先述の通り、氏名や住所、学歴、職歴など人事情報を確認するための書類ですから、すらすらと書ける部分が大多数かもしれませんね。
履歴書の中でも、記載が難しいのが志望動機(志望理由)なのではないでしょうか。
ここでは、志望動機を書く時のポイントを紹介します。

履歴書に記載する”志望動機”のポイント

志望動機は、「なぜこの会社でWebディレクターとして働きたいか」を熱く伝える項目です。
しかし、応募する企業の優れたところをつらつらと書き連ねただけでは、誰でも書ける内容になってしまいます。

採用担当者が知りたいのは、なぜ、あなたがこの会社を志望しているのか。
自分が転職をする理由と、それに対して志望企業のどんなところを魅力に感じているのかを関連させて伝えましょう。また、自分のスキルや実績を活かせる環境であることをアピールするのも良いでしょう。

Webディレクターの”職務経歴書”

職務経歴書は、自分がどのように仕事をしてきたかを具体的に記す書類です。自分をアピールする絶好のチャンスです。
Webディレクターとしてのキャリアを長く積んでおられる方は書きたいことがたくさんあるかもしれませんが、端的にまとめることも重要ですから、どんなに長くてもA4用紙5枚に納めるようにしましょう。

職務経歴書は、①概要、②詳細、③自己PR の3つで構成されます。

概要

採用担当者がいちばん最初に目にする、書類の冒頭部分です。ここでは自分の職務経歴の概要を300字〜400字程度でわかりやすくまとめます。

自分の職務経歴と企業側のニーズを踏まえ、特に重要度の高い事柄を中心に端的にまとめましょう。全体のアウトラインをまとめるというのはWebディレクター業務でも求められるスキルです。
「ここだけしか読んでもらえなくても、自分がどのような人材かわかってもらえる」ことを意識して書いてみてください。

詳細

これまでデザイナーやエンジニアとして活躍してきた方であれば、過去の制作物につい力点を置きがちですが、Webディレクターとして応募するのであれば、マネジメント力やコミュニケーション力がある、という点をアピールしていきましょう。
過去の制作物はポートフォリオで伝えることができますので、職務経歴書では「チームの中でどのような役割を果たして貢献したか」といった視点で実績をまとめていくのがポイントです。

自己PR

自己PRでは、数値などで説明できる客観的事実(「Webサイトを○件制作」、「制作したWebサイト経由で収益が○%アップ」など)と、自己評価(「クライアントのニーズを把握するのが得意」など)の両方を盛り込むことが大切です。 客観的事実と自己評価をセットにすることで、自分のスキルや経験に説得力が生まれます。

ここで忘れてはいけないのが、”アピールの方向性は企業のニーズを意識する”ということ。その経験・スキルを、入社後にWebディレクターとしてどう活かしていきたいかまとめるのも効果的です。

Webディレクターの”ポートフォリオ”

ポートフォリオは、これまで制作したサイトを紹介する作品集です。
形式は、紙、PDFデータ、Webサイトなど様々あります。PDFデータで事前に送付する場合は、面接の際に改めて印刷したものを持っていくとよいでしょう。

ポートフォリオは、①プロフィール、②案件詳細、③自己PRの3つで構成します。

ポートフォリオでは自分の仕事に対する姿勢や熱意を具体的にまとめ、目を通した採用担当者から「この人と一緒に働きたい」と思われる要素を含めることを目指しましょう。

プロフィール

簡単な自己紹介です。 Webディレクターとして、クリエイティブに関してどのようなこだわりを持って向き合ったきたかや、キャリアを積んだ先にどうなりたいのか、というビジョンを記載します。

案件詳細

これまで携わった案件を記載すると言っても、一から十まで全て記載する必要はありません。
まずは案件をすべて洗い出してみて、その中から、制作規模や反響が大きかったものや、”Webディレクターとして企業が求めている人物像である”ということがアピールできるような実績・エピソードがある案件をピックアップして紹介しましょう。

詳細を記載する際には、以下のポイントを含めると良いです。

・トップページのキャプチャ
・クライアント名(※守秘義務上問題なければ)
・サイトのコンセプト
・設定したKPI
・制作期間
・完成後の成果
・そのプロジェクトで自分がどんな役割を担っていたか
・各プロセスで意識したこと

自己PR

ポートフォリオの自己PRでは、スキルや、取得している資格について記載しましょう。

特にスキルに関しては、経験者・未経験者問わず、Webディレクターにとって重要な
・コミュニケーション力
・スケジュール管理能力
・リーダーシップ
などが優れているか、またはこれらのスキルをどんな場面で育んできたかを添えておくことをおすすめします。

おわりに

Webディレクターとして応募する際の書類の準備について解説をしてきましたが、各書類を用意するにあたって、最重要ポイントと言えるのが、準備段階で行なった”自己分析”と”企業研究”、”キャリアプラン”を明確にすることです。

応募書類は、読んだ相手に「Webディレクターとしてうちで活躍してくれるだろう」「一緒に働きたい」という印象を持ってもらえるようにまとめなくてはなりません。

そのためには、企業側のニーズの理解、そのニーズに応えるための自分の経験・スキルの棚卸しが十分できている必要があります。

Webディレクターとしての実務経験がなくても、アピールできるポイントはたくさんあります。
準備に十分な時間をかけ、この記事で紹介したポイントに気をつけながら、魅力的な応募書類に仕上げてくださいね。