Webディレクターになるには

本当に活躍しているWebディレクターだけが知っているメソッドを紹介

当サイト管理人&インタビュアー Webディレクター 福田 祐太郎
当サイト管理人&インタビュアー
Webディレクター 福田 祐太郎

全研的Webサイト制作

Webサイト制作における監督のような役割を担うWebディレクター。

会社によっても割り当てられる仕事の領域は異なりますが、このページでは全研本社のWebディレクターに注目して仕事内容を深掘り。お客様から「こんなWebサイトを作ってほしい!」という依頼が来たあと、どんな流れでサイト制作をしているかをお教えします。

全研本社版!サイト作成の手順

  1. 競合調査
  2. ヒアリング
  3. 構成案作成
  4. キックオフミーティング
  5. サイトマップ制作~サイトマップミーティング
  6. ライティングディレクション
  7. デザインディレクション
  8. 編集~コーディング
  9. コーディング終了~公開前
  10. 公開前の最終チェックミーティング
  11. 公開
  12. 運用

1.競合調査

クライアントの商品やサービスの魅力を伝えるために、まず始めるのは、その市場を知ること。

そのために必要になるのが「競合調査」です。

競争対象となる商品にどんなものがあるのか、ベンチマークすべき企業はどこか等の見極めをし、商品情報や立地情報などをリストアップすることを言います。

全研本社ではディレクター本人が実際に自分で一社ずつ調べることもありますが、自分の知りたい項目を伝えて別の部署に調査を依頼する、という取り組みも行っています。専門チームによる客観的な視点から、より広く深く情報を調査するのです。

大切なのは「クライアント商品をユーザーにいかに魅力的に伝えるかのための作業」であること。同じ商品でも、ディレクターによって特色が出る調査になるので、あなたの見極め力が試される仕事のひとつでもあります。業界に精通することで、この後のヒアリングでも多角的な視点で取り組むことができます。

2.ヒアリング

クライアントに制作するWebサイトの情報を取材しに行くこと、これがヒアリングです。

Webサイトを通じて何を伝えたいか、商品やサービスの魅力は何なのかなど、クライアントだけが知っているマル秘情報を余すことなく聞き出し、さらにクライアントが気づいてない魅力を引き出すことが目的です。

  • 実際のユーザーの特徴(男女比や年齢層)
  • 商品の特徴や強み
  • これから取り込みたいターゲット

という、サイトを作る上でマストで聞く項目に加え、

  • 開発秘話
  • 商品に対する思い

など、その商品に対する熱量をクライアントに教えてもらいます。

ヒアリングは、担当者であるディレクター自身が商品に魅力を感じる大切なフローでもあります。クライアントの言い分を聞くだけでなく、時には競合調査の内容から、サイトの構成に関する提案をすることも。

スペシャリストになると1人でクライアント先に訪問することもありますが、未経験者でもヒアリングの手ほどきが受けられるよう、入社してまずはじめは先輩や営業の方と一緒に訪問します。先輩方のノウハウを実践で学べる貴重な機会でもあります。

3.構成案作成

競合調査をし、ヒアリングが終わったら、いよいよWebサイトの要となる構成案を作成します。

構成案は、どういうターゲットに向けて、どのようなサイトを作ればクライアント商品を買ってもらえるか、という道筋を考えること。

まずはターゲットを決める上で大切になるのが「ペルソナ」。ユーザーモデルの仮説を立て、その人が商品を購入するまでのシナリオを自ら考えます。

ペルソナマーケティングはたくさんの企業でも取り入れられていますが、自分の頭の中とはいえ「その人の生きる道筋を立てて動かしていく」というのは、モノを作るワクワクと達成感が同時に味わえる作業でもあります。

次に、考え軸として取り入れているのが、「STP分析」というマーケディングによるフレームワークです。

  1. 市場規模を細分化し、標的となる市場を決定する。
    地域や人の属性、ライフスタイルなどを分析し、商品購入につながりやすいターゲットの予想を立てます。
  2. 競合優位性が取れる市場を狙い定めて選定する。
    誰もが当てはまるような競合性の高い市場だったり、逆に誰にも当てはまらないような一部のコアな市場ではなく、勝てる市場を見定めることが求められます。
  3. 見定めた市場の中で、クライアント商品の立ち位置を把握する。
    把握することで、ユーザーに対してどのようなベネフィットを伝えていくかを考えていきます。

うーん。なんだか難しそう…。

文字で説明するとそんな印象を受けますが、この難しそうなマーケティング手法をどのように実践してサイト制作に活かしているかは、実際の業務にてのお楽しみです。

4.キックオフミーティング

営業やデザインディレクター、上司などを集めて、構成案のプレゼンを行います。

ここで出た意見を元に、Webサイトを構成する全てのページを書き出してまとめたディレクトリマップ(全研本社ではサイトマップと呼んでいます)制作に入ります。

社内にいるSEOディレクターからSEOの視点で構成案のチェックも、この時期に行っています。

5.サイトマップ制作~サイトマップミーティング

自分で考えた構成案とキックオフミーティングの意見をまとめ、自分の考える最強のWebサイト案を書き出してまとめます。これがサイトマップ。

「モノを作るのが好き」な方にとっては、構成案を考えると同時に至高のひとときが、この「サイトマップ制作」。

Webサイト制作全体にとってはまだまだ入り口ですが、サイトマップが完成すると、Webディレクターとしてまずはじめの達成感が得られます。

そのあと、自分の考える最強のサイトマップを、Webディレクターとして一緒に働く同僚や先輩にチェックしてもらうサイトマップミーティングを行います。

構成案をブラッシュアップして品質を高めるために行っているのですが、このミーティングでは、上司・先輩・後輩などの立場関係なく、社歴が深い浅いも関係なく、誰もがいちユーザーとしての視点を持ってサイトマップをチェックします。

沢山の人目に触れることで、サイトマップがより磨かれ、自分だけでなく誰もが納得するサイト構成へと変貌を遂げます。

6.ライティングディレクション

Webサイトにどんな文章を載せるかを考案し、ライターさんに依頼する業務です。

まず、ライターさんにサイトマップを送り、どのようなWebサイトを作るかを共有します。

その後のディレクションの方法はいくつかあります。

  • ライターさんにフリーでライティングしてもらう
  • 自分で見出しを考えて、見出しに沿ってライターさんにライティングしてもらう
  • ライターさんにお願いせず自分でライティングする

ライターさんに依頼するしないにかかわらず、参考資料や参考図書、参考サイトが必要になるため、それを探すのもWebディレクターの努め。自分しか知りえない経験や知識も存分に活かす事ができる業務のひとつです。

7.デザインディレクション

Webサイトのデザインをディレクションする業務です。

デザインはデザインパートナーと呼ばれる外部のデザイン会社に依頼しています。パートナーに自分の思い描くデザインイメージを伝えるために、サイトの図面となる「ワイヤーフレーム」や「デザインラフ」を共有してデザインを作ってもらいます。

全研本社ではデザインディレクター制を導入。Webディレクターが直接デザインディレクションを行うのではなく、デザイン専門のディレクターにデザインを相談し、決めていきます。パートナーとのやり取りも、デザインディレクターが行います。

デザイン専門のディレクターによって、よりターゲットに合ったWebサイトのデザインを作ることができるのも、全研本社の魅力です。

8.編集~コーディング

ライターさんに書いてもらった文章に間違いがないか、また自分が思い描いたWebサイトに沿った内容になっているかをチェックし、場合によってはリライトをしたり、加筆したりすることを編集と呼びます。

とくに、キャッチコピーや見出しはWebサイトにおいてとっても重要。Webディレクターによってはここに数時間、数日かける方もいるほど、重要なパーツです。

また、自分が読み手の立場に立ったときに「楽しく文章が読めるか」「ベネフィットを感じるか」という視点も重要視しています。この視点、実は新卒さんや未経験者の方のほうが研ぎ澄まされた感覚を持っていたりするのです。

コーディングもこのタイミングで行います。

9.コーディング終了~公開前

WEBの息吹が吹き込まれ、ようやく形になったものが共有されます。

思い描いたものが形になることで、まるで完成間近の新築豪邸を目の前にしたような気分になるとかならないとか。高揚した気持ちを抑えつつ、ディレクションのラストスパート!

10.公開前の最終チェックミーティング

サイトマップミーティングと同様、公開前にも同じフローでミーティングを行います。

完成間近のサイトをたくさんの人に見てもらい、最後の最後まで手を抜かないことで、一段と輝きを増したサイトとなって世の中に羽ばたいていきます。

11.公開

最終チェックを行い、クライアントへ連絡します。

ひとつの仕事が終わった…(感涙)と思いきや、実はまだあるのが全研的Web制作の醍醐味。

12.運用

WEBサイトは作ったら終了、ではありません。

そのサイトを世の中の沢山のユーザーに見てもらうために、コンテンツを追加したり、説明書きを詳しく入れたりと、どんどん情報を追加していきます。その作業が「運用」。

成果の出るサイトに成長させるべく、完成したサイトにコンテンツを追加したり、詳しい内容のテキストを追加したりと、サイトを修正して情報量を増やしていきます。

Webの捉え方や考え方、ユーザーニーズなども含め目まぐるしく変わっていくWeb業界だからこそ、全研本社ではこの作業をとても重視しており、分析をしながら公開後も継続してサイトを盛り上げていきます。

Webディレクターが気を付けるポイント

一つひとつのディレクションがおろそかになってしまうと、後々自分の首が締まる、ということはWebディレクター経験者なら誰もが一度は味わったことがあるのではないでしょうか?

例えば、デザインをデザインパートナー任せにしていたところ自分のイメージとはかけ離れたデザインになっていたり、本来書いてほしいテイストのテキストがライターにまったく伝わってなかったり。

もちろん、マルチタスクを丁寧にこなすのが一番好ましいのですが、状況に合わせて「諦めずにやり通す能力」も時には必要です。

未経験から始められる。Webディレクターにチャレンジ!

全研本社のWebディレクターは未経験から飛び込む方も多数います。初めのうちは一つひとつの工程において、先輩社員と一緒に進めて実践的なスキルを学んでいくことができます。

また、全研本社が作っているサイトは年間1,000サイト以上あり、独自のノウハウが蓄積されています。それらを学びながら、一人前のWebディレクターを目指すことができるのも、全研本社の魅力です。

全研Webディレクターが少しでも気になった方は、ぜひチャレンジしてみませんか?

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