Webディレクターになるには

本当に活躍しているWebディレクターだけが知っているメソッドを紹介

当サイト管理人&インタビュアー Webディレクター 福田 祐太郎
当サイト管理人&インタビュアー
Webディレクター 福田 祐太郎

アクセス解析

Webサイトをより良いものにするために必要なアクセス解析。Webディレクターはこのアクセス解析においてどのような業務を行うのか、どのような点に注意して進めたらいいのかといったポイントをまとめました。

Webディレクターが行うアクセス解析とは?

アクセス解析とは、Webサイトを訪れるユーザーの行動や特性を分析すること。その結果からWebサイトの抱える課題を見つけ出し、改善していくことを目的としています。

アクセス解析を行うツールにはさまざまなものがありますが、Googleが提供しているGoogleアナリティクスを利用するのが基本的。サイトの訪問者数・ユーザーの流入経路・使用デバイスなど多数のデータを参照できるほか、SEO対策としても利用できます。

1. 課題を見つけ、分析する

アクセス解析の目的は、Webサイトの訪問者数を増やすことと、ユーザーのCV(コンバージョン)数をアップさせるための課題を見つけて分析すること。そのために収集したいデータをまとめてみました。

主要となる指標をチェックする

アクセス解析ツールを使い、訪問者数・PV数・ページ滞在率・新規率・直帰率・コンバージョンレートといった主な指標となるデータをチェック。全体的にどこが上昇していてどこが減少しているか、曜日や時間帯による変化などを把握します。

検索ワード・参照サイトを分析する

ページへの流入数が多いワードを上位100個くらいチェック。主要指標が良いものと悪いものを洗い出し、そこに特徴がないかを確認します。また、参照サイトについても上位20~30くらいをチェックし、どのような傾向があるかを分析しておきます。

直帰率をチェック

直帰率とは、他のページを閲覧することなくサイトを離れたセッションの割合。上位10件くらいのページをチェックし、その中でもとくに直帰率の高いページをピックアップします。

ユーザーが何をしているのかをチェック

Webサイトを訪問したユーザーがどのような経路でページをたどっているのか、行動の傾向を探ります。主要なページからどこへ移動しているか、最終的にどこから離脱しているのかを把握しておきましょう。

2. 仮説を立てる

アクセス解析でデータを集めると、徐々にサイトの抱える課題が見えてくると思います。それが判明したら、仮説を立てるプロセスへと移ります。

例えば、「著しく直帰率の高いページ」があるとしましょう。次に第三者の目線に立ち、「サイトを訪問するユーザーが求めている情報がこのページにはないのではないか」「情報量が少なすぎるのでは?」といった具合に仮説を立てていきます。

アクセス解析の目的は、この「仮説を立てる」ことにあります。解析ツールのデータをぼんやり眺めていたり、課題の表面だけを見て改善策を講じるのではなく、「なぜこの状態になっているのか」をしっかり掘り下げていきましょう。

3. 施策の優先度を決める

仮説を立てたら、それをもとに改善の施策を考えていきましょう。施策には「コンテンツの修正」「A/Bテストの実施」などがありますが、優先度の高いものから実行することが大切です。

しかし、課題を多く抱えるWebサイトでは、どこから着手していいか迷ってしまうこともあるでしょう。そこで優先度の基準として欲しいのが「CVへのインパクトの大きさ」。サイトを訪れたユーザーにとって欲しい行動が「お問い合わせ」なら、お問い合わせに関与するページへの施策が優先となります。

つい、アクセス数増加といった分かりやすい部分から手をつけたくなりますが、ここで優先順位や方向性を間違えてしまうと、せっかくの施策が何の結果にも結び付かない…なんてことになりかねません。必ず、CVへの貢献度が高いページから改善を行いましょう。

アクセス解析のポイント・注意点

「アクセス解析の結果から課題を見出し、仮説を立て検証をする」。より良いWebサイトにしていくためには、このPDCAサイクルを繰り返し行うことが重要です。もし検証として実行した施策に効果が見られなければ、もう1度アクセス解析を実施。改めてデータを分析して改善点を見出し、新たな施策で再検証を行います。

ここで注意したいのは、施策をやりっぱなしにしないこと。やりっぱなしの状態だと効果があったのかどうかも分かりませんし、PDCAサイクルも回らなくなります。Webマーケティングの効果を最大化するには、継続的にPDCAサイクルを回してサイトを改善していく姿勢が大事。ある程度の時間も労力もかかる作業ですが、行った施策で効果があがれば企業やチームの実績にもつながります。

できるWebディレクターになるためにもアクセス解析を活用しよう

アクセス解析は地味な作業ではありますが、Webディレクターとしては腰を入れて取り組みたい作業。アクセス解析とデータの利用がうまくできている場合とできていない場合とでは、WebサイトのCVに大きな差が出るからです。

アクセス解析を上手に活用できるようになれば、根拠のある施策の提案と改善ができるようになり、クライアントやチームからの信頼も高まります。しっかりと基本を身につけておくようにしてください。

全研本社の考える「アクセス解析」とは?

サイト制作は公開したら終わりではありません。延べ数千サイトの制作実績を誇る全研本社では、アクセス解析ツールを活用してすべてのサイトを分析、常に成果に結びつけるための施策を行っています。

例えば、分析の結果「セッションはあるのにCVに結びついていない」といった問題点がわかった場合、導線を見直したり、付加情報を加えたり、見た目を調整してユーザビリティを強化したり。 分析→改修→分析を繰り返し、継続的にサイトをブラッシュアップしています。

また、新しくサイトを制作する際にも、似たようなジャンルのサイトのアクセス解析をコンテンツや導線に生かすことも。 アクセス解析は、サイト制作になくてはならない重要なツール。 Webディレクターは日々駆使しながら、制作に取り組んでいます。

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