Webディレクターになるには

本当に活躍しているWebディレクターだけが知っているメソッドを紹介

当サイト管理人&インタビュアー Webディレクター 福田 祐太郎
当サイト管理人&インタビュアー
Webディレクター 福田 祐太郎

Webエンジニア

Webエンジニアとは

インターネットを日常的に活用している方にとっては、さまざまなWebサイトを閲覧したり、ECサイトで買い物をしたりすることはごく当たり前のことでしょう。ほかにもGmailやYahoo!メールを使ってメールの送受信をする、ネットバンギングで自宅にいながら銀行の残高を確認するといった多くのサービスが、ネットの世界にはたくさん提供されています。
これらのサービスを提供しているのが、Web業界に属する多くの会社の人々です。

そして、これらのサービスを正しく、安全に提供するためには、Webエンジニアの存在が必要不可欠。今回はWebエンジニアの仕事内容や向いている人、Webエンジニアになるためのキャリアプランなどについてまとめながら、その全貌を解説していきます。

Webエンジニアには2つある

Webエンジニアは、さらに2つの職種に分けることができます。それがフロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアです。いわば表裏のような関係を持つ各エンジニアたちの存在は、良質なWebサイトを制作するにあたってとても重要となります。

それぞれの仕事内容や平均年収、気になる将来性や、必要なスキルなどをまとめました。

フロントエンドエンジニア

まず、Webサイト制作の“表側”に立つフロントエンドエンジニアのメインの業務はコーディングです。加えて、ときにはクライアントの要望を叶えるWebサイトを構築するために最適な技術や構造を検討、提案することも。誰かの指示のもと手を動かすという仕事の仕方ではなく、ときに疑問を抱き、考え、よりよい方向へと軌道修正を行うという重要な役割を担っています。

フロントエンドエンジニアの仕事内容

フロントエンジニアは、HTMLやCSSといったマークアップを用いたコーディングに、JavaScriptなどのプログラミング言語を使った動的サイトの構築、オリジナルインターフェイスの作成まで行います。
さらにコーディングルールの策定から、コーディングディレクションまで担うこともあり、現場のまとめ役として活躍することも。

クライアントがWebサイトの管理・運営をより快適に行えるようにするための、CMSの構築からカスタマイズまで任されることも珍しくはありません。

さまざまな言語に関して幅広い知識を要し、コーディングに関する指揮を取り、さらにCMSの使い方までマスターするという、まさにWebサイトの“表側”に関連する業務の中枢となる存在だといえるでしょう。

フロントエンドエンジニアに必要なスキル

前述したとおり、フロントエンドエンジニアはさまざまな言語を取り扱う必要があります。HTMLにCSSはマスターしておくことが前提で、さらにJavaScriptに、PHPまで覚えておけばなおベストです。

また、良質なWebサイトを構築するために最適な技術や構造を提案するにあたっては、常にWeb業界の最新の動向をチェックし、自分が知っている知識を超えるものが世に登場していないか情報を集める必要があります。勉強熱心であり、地道に作業にあたれることが必要なスキルとなるでしょう。

フロントエンドエンジニアにおすすめの資格

まず、フロントエンドエンジニアになるために必須の資格はありません。とはいえ、就職や転職の場面で有利になる資格があるなら、持っておくに越したことはないと考える方は少なくないことでしょう。

「Webクリエイター能力認定試験」は、HTMLやCSSの基本から、レイアウト手法、ユーザビリティーなどWebサイト制作に使える応用的な知識まで問われる資格です。これからフロントエンドエンジニアを目指す方にも、ステップアップを目指す方にも役立つのではないでしょうか。

フロントエンドエンジニアには未経験でもなれるか

フロントエンドエンジニアになるためには、ここまで解説してきたとおり実に幅広い知識が必要です。そのため、未経験から目指すことも不可能ではありませんが、容易でもないかもしれません。
未経験から目指す場合は、独学やスクールに通うなどしてマークアップ言語、プログラミング言語について学び、資格を取るなどして実力と自信をつけてから面接に挑みましょう。

なお、おすすめのキャリアプランとしては、Webコーダーやマークアップエンジニアからフロントエンドエンジニアを目指す方法です。

フロントエンドエンジニアの平均年収

フロントエンドエンジニアの平均年収は、おおよそ350万円前後~500万円程度となっています。未経験だったり年齢が若かったりするほど低く、年齢を重ねて経験を積むほど高くなっていくのが一般的です。

また、フロントエンドエンジニアとしてコーディングから技術の提案、CMS構築まで網羅的に業務にあたる人であれば、この平均値を越えた年収を手にすることも珍しくありません。中には1,000万円超えの年収を獲得する人も。
年収アップを狙いたければ、スキルアップを図ることが必須となるでしょう。

フロントエンドエンジニアの将来性は?

Web業界には今後も最新の技術が登場することでしょう。Webサイト制作はより複雑かつ高度なものとなり、エンジニアたちの力がさらに重要となってきます。
よって、フロントエンドエンジニアの将来性は今後どんどん高まってくるといっても過言ではないのではないでしょうか。

ユーザーが快適に使えるWebサイトを構築するための技術や構造をより多く覚え、活用し、クライアントの要望を叶えるべく今後も切磋琢磨することとなりそうです。

バックエンドエンジニア

バックエンドエンジニアが携わるのは、Webサイトの“裏側”部分の構築です。

Webサイトの裏側には、複雑な仕組みを構築する必要があります。これにより、お問い合わせフォームからWebサイトの管理元へ質問を送信する、ECサイトでお買い物かごに入れた商品を購入することで支払いが完了し、商品が手元に届くといったフローを完遂できるようになるのです。
この構築を行うのが、バックエンドエンジニアの仕事となります。

バックエンドエンジニアの仕事内容

バックエンドエンジニアは、データベースやサーバー側のシステム構築を行います。サーバーがないとWebサイトをインターネット上に公開することができませんから、この業務は必要不可欠といえるでしょう。
また、Webサイトに掲載する情報のデータをバックグラウンドで管理するための、データベースの構築も業務の範囲です。

加えて、IDとパスワードを入力することでログインが完了する、フォームに入力した情報を送信するといった処理を正しく完了させるためのシステム開発や運用も行います。

ユーザーには見えない部分ですが、これらの機能は正しく安全に動作することがとても重要です。縁の下の力持ちとしてWebサイトを支えている存在が、バックエンドエンジニアという職種になります。

バックエンドエンジニアに必要なスキル

システム構築を行うバックエンドエンジニアには、集中力が必須です。まずは正しく動作するように構築することを徹底し、その上でエラーが出た場合には原因を探るなど、ゴールに向けて着実に手を動かし続けなければいけません。

正確に、素早くシステムを構築できるスキルも必要となります。バックエンドエンジニアの業務が滞ると、Webサイト上でユーザーが利用する機能が正しく動かないという状況となってしまうため、スピード感を持って業務を完遂できることが重要です。

バックエンドエンジニアにおすすめの資格

フロントエンドエンジニアと同様に、バックエンドエンジニアにも資格は必須ではありません。しかし、スキルアップを狙いたいときに持っておいて役立つ資格はあります。

「テクニカルエンジニア(データベース)試験」は、その名のとおりデータベース管理者としての技術や能力を証明するために役立つ資格です。国家資格であり、難易度も高いため、すでにバックエンドエンジニアとして活躍していて、年収アップやステップアップを検討している方に取得をおすすめしたい資格となっています。

バックエンドエンジニアには未経験でもなれるか

バックエンドエンジニアは、未経験から目指すには少々骨が折れる職種かもしれません。しかし、学生時代にプログラミングを学んだ、Web業界で多職種として働きながらシステム構築の知識を得たといった方であれば、未経験でもチャンスはあります。

また、規模の小さなWebサイト制作プロジェクトを扱う場合には、フロントエンドエンジニアがバックエンドの仕事も担うことも。すでにフロントエンドエンジニアとして活躍している方であれば、ポジションチェンジという形でバックエンドエンジニアを目指すこともできるでしょう。

バックエンドエンジニアの平均年収

バックエンドエンジニアの平均年収は、だいたい380万円前後~400万円程度といわれています。もちろん年齢やスキル、経験をもとに会社から評価を受けることができれば、もっと上のレベルを目指すことも難しくはありません。

システムやデータベースの構築が一人前にできるようになったら、ほかのエンジニアが担うべき業務の知識を増やすための勉強時間を作ってみてはいかがでしょうか。兼任することによって、さらなる年収アップを狙える可能性が出てきそうですね。

バックエンドエンジニアの将来性は?

2020年には、小学校でプログラミングが必修科目となります。Webサイトの需要は今後も高まっていくと考えられますし、制作に携わるさまざまな職種にも仕事はあることでしょう。
よって、バックエンドエンジニアの将来性も高くなっていくといえそうです。

とはいえ、クライアントがより高度かつ複雑なWebサイトを求めるとき、制作サイドの知識も豊富であるに越したことはありません。バックエンドエンジニアでありながらフロントエンドの仕事もこなせるといった具合に、高スペックな人材であり続けることが、今後もWeb業界で生き残っていくための秘訣となるでしょう。

どっちのエンジニアに向いているか

どちらのエンジニアを目指すか迷ったときには、それぞれのエンジニアにはどんな人が向いているかを知ることが重要です。適性について解説します。

フロントエンドエンジニアに向いている人

フロントエンドエンジニアの仕事は、まずはコーディングを着実にこなしていく地道な側面を持ちながら、ときには現状に疑問を抱き、最適な技術や構造を検討、提案するという現場を率いていくような側面も持ち合わせています。疑問を抱くためには、幅広い知識が必要です。

これらを踏まえると、フロントエンドエンジニアに向いている人は、コツコツと作業にあたれる人、そして勉強熱心で知識を増やしていくことが苦にならない人であるといえます。加えて最適な案を提案するにあたっては、Webサイト制作の指揮を取るWebディレクターと連携したり、デザインの業務を担うWebデザイナーの相談を受けたりと、多職種との関わることも。
コミュニケーション能力にも難がなく、スムーズに業務をこなせる方に向いている職種でしょう。

バックエンドエンジニアに向いている人

バックエンドエンジニアが目指すゴールは、Webサイトが正しく動作し、ユーザーはもちろんクライアントにも不便をかけないシステムを構築することです。答えに向かって着々と業務をこなし、万が一の不具合やエラーには迅速で対応できるような頭の回転と、素早い処理能力が必要となります。

また、サーバーの要件定義を行うにあたっては、そのWebサイト制作に必要なサーバーの台数や、スペックを検討する必要も。これは要するに、まだまっさらでなにもないWebサイトの完成形を見越して作業を進めなければいけないということです。
ゴールを明確化し、それに向けて着々と業務をこなせるひたむきな方こそ、バックエンドエンジニアに向いているといえるでしょう。

Webエンジニアになるには

最後に、Webエンジニアになるために考えておきたいことや、就職活動・転職活動を進める際のポイントを解説します。

同じWEB業界でのポジションチェンジなら応用がきくかで考える

すでにWeb業界に務めているという方であれば、現在の職種からWebエンジニアにポジションチェンジすることが可能かどうかをまずは考えてみましょう。

コーディングはフロントエンドエンジニアとして必ずできなければならない業務のひとつです。よって、Webコーダーがフロントエンドエンジニアにステップアップするチャンスは充分にあり得ます。
Webデザイナーは自身が作成したデザインがWeb上で表現できるかどうかを確かめるため、HTMLやCSSの知識を養うことがあります。これらの知識があればフロントエンドエンジニアを目指す第一歩へとつながることでしょう。

サーバーの技術に特化したサーバーサイドエンジニアとして活躍している人であれば、フロントエンドの技術を取得することでバックエンドとフロントエンドの仕事を兼務できるフルスタックエンジニアとして活躍できる可能性も。
ポジションチェンジは、すべてをゼロにする選択ではありません。これまで培ってきたノウハウを活かせるという大きなメリットがあることを忘れないようにしましょう。

未経験OKの会社を探して応募する

Webエンジニアの求人には、未経験OKをうたうものも多く存在します。採用の場面では前述したような活かせるスキルをアピールすることが重要です。
まったくWeb業界で働いたことがないという完全な未経験者でも、いまは独学でプログラミング言語やコーディングスキルを学べるスクールのほか、分かりやすい書籍も充実しています。

一人前のWebエンジニアになるためには、とにかく手を動かし知識を増やすことが最優先です。まずは未経験OKの会社から内定をもらい、独学で学んだことを活かして実務経験を積むことで、着実に力を身につけていきましょう。

最初は戸惑うことが多かったり、先輩に質問を重ねてしまったりすることも多いでしょう。しかし誰しも最初は未経験からスタートします。気負いせず、何事にも自らぶつかっていくことが、スキルアップの近道です。

経験者ならフリーランスや独立も可

Webエンジニアは、フリーランスとして働くことも、独立することも可能な職種です。これまでWebエンジニアとして働いてきた方の中には、もっと自由に働きたい、独立して事業を成功させたいと考え始める方もいらっしゃることでしょう。

会社の中で頼られ、プロジェクトを任せてもらい、責任を持って業務を完遂することができるWebエンジニアであれば、次のステップとしてフリーランスや独立を選択してもよいかもしれません。

もちろん、自由の裏側には責任があります。会社を経営するという難しさに、頭を抱えてしまうこともあるでしょう。とはいえなにかを始めたいと思うだけでは、なにも始まりません。「当たって砕けろ」の精神で、とにかく挑戦してみてはいかがでしょうか。