Webディレクターになるには

本当に活躍しているWebディレクターだけが知っているメソッドを紹介

当サイト管理人&インタビュアー Webディレクター 福田 祐太郎
当サイト管理人&インタビュアー
Webディレクター 福田 祐太郎

クリエイティブディレクターになるには

企業が展開するさまざまな媒体は、実に多くの要素をもとに構成されています。制作にあたっては関わるスタッフの人数も多くなるもの。
それを統括する役割を担うのがクリエイティブディレクターです。クリエイティブディレクターの仕事内容と、混同されがちな職種との違い、年収事情などについてまとめました。

クリエイティブディレクターとは?

クリエイティブディレクターは、企業が展開する媒体に関する制作物全般の管理を行うディレクターです。媒体のジャンルはさまざまで、Webサービスから誌面、CM、広告など多岐にわたります。
これらの媒体を制作するにあたっての企画立案から制作進行、スケジュール管理まで、プロジェクトの始まりから終わりまでを統括する役割を担う大事な存在が、クリエイティブディレクターです。

よく似た職種として挙げられるWebディレクターは、Webサービスの制作に特化したディレクターをさします。またアートディレクターは、デザインまわりの管理を行うディレクターのことです。
クリエイティブディレクターは、非常に広い意味で“制作物全般”のディレクションを行う人を指す、と認識しておきましょう。

クリエイティブディレクターの主な仕事内容

前述した内容からして、敏腕でエリートなイメージのあるクリエイティブディレクターですが、具体的にはどのような仕事を行うのでしょうか?以下にまとめました。

企画立案・提案

プロジェクトを進めるためには、まず人々の心に刺さる企画を考えることが重要です。クリエイティブディレクターはプロジェクト進行の先頭に立つ存在として、自ら企画立案を行うことになります。

クライアントの気持ちを動かす提案を行うためには、自身が持つ知識をいかんなく発揮し、世間の動向も踏まえた説得力のある企画を用意することがとても重要です。企画立案や提案は、案件を獲得するためにもっとも大きな要素といっても過言ではないでしょう。

クライアントとの打ち合わせ

クライアントの要望を叶える制作物を生み出すためには、度重なる打ち合わせが必要となることも。ここで重要なのは、クライアントの要望を正しく聞き取り、自分の中に落とし込むことです。
ここで誤ってしまうと、プロジェクトに関わるスタッフへの伝聞でズレが生じ、クライアントの意向を媒体に正しく反映できない事態に陥る可能性もあります。

いかに自分の企画や知識に秀でたものがあったとしても、それを押し通すことが必ずしもクライアントにとっての最良とは限りません。
重要なのはまず“聞くこと”、そして“理解すること”。自分ばかり喋るクリエイティブディレクターが相手では、クライアントも上手く自分たちの要望を伝えられず、モヤモヤしてしまうかもしれませんよ。

制作物の管理・チェック

クリエイティブディレクターは、制作物全般の管理とチェックも行います。クライアントの求める制作物を完成させるためには、制作を担当するスタッフにテーマやこだわりポイントを正しく伝えることが重要です。

また、できあがった制作物をチェックすることで、不備や過不足はないか、伝えた指示どおりのものができているかを確認することも大切な仕事のひとつ。
正しくチェックを行うためには、クライアントとのやり取りの中で聞き出した先方の要望を、クリエイティブディレクター自身が正しく理解していることが大前提となります。

スケジュール管理・進行

プロジェクトを滞りなく進行させるためには、入念なスケジュール管理を行うことが最重要といえるでしょう。
クリエイティブディレクターの把握していない場所でスケジュールに遅れが出た結果、納期に間に合わなかったとなれば、会社全体の信用にも関わる大事件となってしまうことも。

常にプロジェクトに関わるスタッフ全体を見渡し、トラブルや遅れは未然に防ぐことを意識しましょう。そのためには、常に誰もが話しかけやすく、相談しやすいクリエイティブディレクターであることが大切となります。

クリエイティブディレクターに向いている人

コミュニケーション力に長けている

クライアントとの円滑なやり取りや、滞りのないプロジェクト進行を叶えるにあたって非常に大きな要素となるのが、コミュニケーション力に長けていることです。
聞き上手で、話し手を不安や不快にさせず、相手が伝えたことを正しく理解できるコミュニケーション力を持っている人なら、クリエイティブディレクターとしても上手く立ち回ることができるでしょう。

反対にこちらばかりが一方的に喋り、知識をひけらかし、自分の企画をゴリ押しし、さらには相手の要望や意見を自分にとって都合のよいようにしか理解できないような人がクリエイティブディレクターだったとしたら…。納期どおりに制作物を納品できたとしても、リピート発注は望めなさそうですね。

マネジメントスキルが高い

大人数を束ねて一括で管理するためには、マネジメントスキルも必要となります。緩めるところは緩め、締めるところは締め、制作に関わるスタッフ全員が無理なく働ける環境を作ることが、クリエイティブディレクターとしての重要な役割です。

プロジェクト進行に際しては、最適な人材配置に、個々のスケジュール把握、力量、日々の指示出しなどたくさんの仕事が溢れるもの。そのような状況の中で常に慌てず、冷静に全体を見渡すことができれば、プロジェクトは順調に進んでいくことでしょう。

クリエイティブ関連の知識が豊富

クリエイティブディレクターは、プロジェクト全体を仕切る役割を担う人です。関わるスタッフにはデザイナーにコピーライター、イラストレーター、ライター、カメラマンなど、さまざまな職種の人がいることでしょう。

ディレクターとして彼らをまとめるためには、彼らの仕事内容に対する理解や知識が必要となります。アドバイスを求められたり、相談をされたりした場面で曖昧な回答しかできないようでは、頼りないという印象を与える可能性も。

クリエイティブディレクターになる人は、前職にクリエイティブ職に就いていることも少なくありません。たとえばデザイナーからステップアップしたクリエイティブディレクターであれば、デザイン知識は豊富であることでしょう。

しかし、クリエイティブディレクターになったのであれば、デザインの知識だけ秀でていても力不足です。ライティングにコピー、さらにはグラフィック全般まで、幅広い知識が必要とされる場面が増えるでしょう。力不足を嘆くことがあるかもしれません。そうならないためにも、日々のスキルアップが必要となります。

クリエイティブディレクターの年収

クリエイティブディレクターはプロジェクトの統括という責任ある仕事を担うため、その年収は高くなる傾向にあります。

年齢別の平均年収はそれぞれ、20代前半でも380万円前後、20代後半では430万円強と20代で高収入を得られることも。30代となれば400万円台後半に手が届き、40代以上での平均年収は670万円前後にまで到達します。
スキルさえあれば1,000万円台も夢ではありません。

クリエイティブディレクターは多くの人材を束ねてプロジェクトを進行するため、多忙であることから、これは妥当な年収ともいえるかもしれません。
事実多忙ではありますが、仕事の中では大きなやりがいを感じられる場面も。たとえば、スタッフ全員で協力してプロジェクトを完遂させる瞬間の喜びはひとしおでしょう。

あると役立つ!クリエイティブディレクション関連の資格

クリエイティブディレクターになるためには、クリエイティブ職全般の知識や経験が必要です。ただし、目指すにあたっては必須となる資格はありません。
その上で、持っていると役立つ資格について解説していきます。

アドビ認定エキスパート

デザイナーやイラストレーターといったクリエイティブ職の人たちは、画像編集ソフトなどさまざまなソフトウェアを使って制作物を仕上げるもの。アドビは、PhotoshopやIllustratorを始めとしたクリエイティブ職にとって必須となるソフトウェアを多く提供している会社です。

アドビ認定エキスパートでは、これらのソフトウェアを使いこなせる技術や知識を証明することができます。持っておいて損はなさそうです。

Photoshopクリエイター/Illustratorクリエイター能力認定試験

特にPhotoshop、Illustratorに関する知識を証明したい場合には、こちらの資格もおすすめです。前職でデザイナーやイラストレーターとして活躍してきた方であれば、いずれか、もしくは両方のソフトウェアを使用してきたという方も多いことでしょう。

Photoshopクリエイター/Illustratorクリエイター能力認定試験には、スタンダートとエキスパートの2種類のレベルが用意されています。応用的な技術を証明するためには、エキスパートの取得が推奨されるでしょう。

DTPエキスパート

紙媒体を扱う業界でクリエイティブディレクターを担う方であれば、DTPデザインの知識が必要となることも。
クライアントに説得力のある提案を行い、最良のデザインを提案するためには、DTP全般の知識を押さえておくことが重要となります。

特にWeb業界から紙媒体を扱う業界に転職するなど、クリエイティブディレクターとして活躍する土俵を変更することを検討しているのであれば、この資格が役立つはずです。

クリエイティブディレクターになるには

クリエイティブディレクターは幅広い知識や経験が求められる職種であるため、未経験から目指すのは難しいのが正直なところです。
現在Webデザイナーやイラストレーターなどクリエイティブ職に就いている場合には、その経験を活かしてクリエイティブディレクターを目指すことは充分可能といえます。

クライアントとのやり取りや、社内のスタッフの調整・管理などを行う職種なので、高いコミュニケーション力は必須です。質の高い納品物を制作するためには、マネジメント能力も求められることでしょう。
現場での経験と高いコミュニケーション力、マネジメント能力があれば、クリエイティブディレクターとして採用される道も開けるといえそうですね。

フリーランスのクリエイティブディレクターという選択肢

クリエイティブディレクターは、プロジェクト進行において責任者の役割を担います。これはつまり、仕事をするためには率いるメンバーが必要になるということ。
よってクリエイティブディレクターは、フリーランスで働くには少々難易度の高い職種であるといえます。

独立が不可能なわけではありません。独立を目指すためには、まず会社員として実績を増やし、周囲からの信頼を得て、独立しても仕事を続けられるようなパイプを確保することが重要なカギとなります。
フリーランスになっても一緒に仕事ができる仲間がいる、フリーランスとしてクリエイティブ職にあたっている知り合いが多いなど土台ができあがっている状態であれば、独立という選択肢も選べるのではないでしょうか。

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